日々のレシピ2

3人家族の日々のこと。 sugar(シュガー)として音楽活動中。 ユカリ【Gu.Vo】/ナオピー【Dr.Per】/ベーシスト募集中

はじめの一歩

このブログを始めてから3年。

本部町に引っ越して、結婚して、妊娠と出産を経て。

子育ての苦しみだとか、思い通りにいかないことだとかで追い詰められたりしながら、更新頻度も減ってきて。


でも、そんな中でもなんとか時間を作って、自分の中にあるものをアウトプットしていこうと

刺しゅうを始めた去年の秋ごろから、こつこつと動いていたのです。


そんなこんなで、私のあらゆる活動をするにあたって、このブログのタイトルにもなっている『日々のレシピ』を名乗っていくことにしました。

それにあたって、ブログもまたお引越しします。


お仕事としての活動のこと、sugarのこと、3人家族のこと、1人の人として思うこと。

分けた方がいいのかな。やめたほうがいいのかな。

色々悩むところではありますが、とりあえずお引越しをしてどうやって発信をしていこうか

これまた試行錯誤したいと思います。



『日々のレシピ - 手刺しゅう 手がき文字・イラスト フィルム写真 -』
http://hibinorecipe3.ti-da.net/




どうしようもない私のあれこれ。温かく見守っていただけると幸いです。

どうぞ、よろしくお願いします。




この場所で3年間。

読んでくれた方々。声をかけてくれた方々へ。

本当にありがとうございます。



ユカリ




記憶の断片

8月。

ここでは告知をしていなかったけれど、今は刺繍の作品展の真っただ中。

ものづくりへの憧れを抱き続けて、子育てからくる不安や焦りで何か始めたくてしょうがなかった昨年の10月頃。

刺繍を始めて「これは向いているかもしれない」という感覚と勢いにまかせてこつこつ作品を作って、

展示会まで実行に移せたこの2017年は、私にとって本当特別な年になっている。


20代の頃はずっと自分が何がしたいかがわからなくって、夢中になれることも自信もなくて、

ゲストハウス兼古着屋、さとうきびの収穫員、ドラッグストア、スーパーの鮮魚部、カフェ、

色々とやりながら、遠回りをしながら、考え事をしていたな。


それが今ようやく、本部町にいながら洋服作りの見習いができて、刺繍をして、ようやくものづくりに携わることができている。

スタートは遅いけれど、今はこのタイミングや環境を大切にして過ごしていきたい。



それもこれも、ナオピーの私に対する理解と協力の上に成り立っているのだなぁと。

ありがとう。本当、ありがとう。



展示会はといえば、計6日間の内の4日目が終了したのだけど、

1日1日、展示会を目指していろんな人達が来て、有意義な時間を過ごすことができている。

インスタグラムで何度か声をかけてくれた人と初対面を果たすことができたり、

まったく初めましての方が興味を示して声をかけてくれたり、オーダーをしてくれたり、

本部町でお世話になっている方々や友人が来てくれたり。



そして、私の憧れの女性から「続けてね。のびしろあるよ。安いからもっとちゃんととらないと。」と、

私の感性を認めてくれるような、かってくれるようなその言葉に感動してしまって。

本当に嬉しかったんだ。


とにかく、私にもこうして何かを作れるってことが嬉しい今。



それと同時に、次の展開はどうしようかとあれこれ考える部分もあって。

なぞるのではなく、進化させるためにはどうしたらいいだろうかとね。



まだやっぱり、不安でいることに安心感を覚える自分がいるなぁって思う。



これでいいって思いたくないっていうのか、

誰かの褒め言葉に安心していたくないっていうのか、

そういった感じの。



さて、展示会もあと2日。



ブログを綴ることができていなくて、何度ももうやめてしまおうかと思ったりしているんだけど。

もう少し、もう少し、とだらんだらんと続けてみることにしている。




読んでくれている人がいるのなら、ありがとう。


さて、今日はこのへんで。

またね。





夏の匂いの中で

1か月以上更新しなくなる時が来たんだなぁ。

日々を過ごしながら、その瞬間瞬間で感じることが思いや考えになって、

文字にしてここに綴りたいことならたくさんあったけれど、時とともにその時の思いが色あせて風化して、過ぎ去っていってしまう。



7月。

蝉の声、晴れ渡った空、時々スコール。

じりじりと焼け付くような強烈な日差し。

沖縄の夏。



息子はどうやら喘息のようで、肺炎に2度ほどかかったりして、今回初めて1週間の入院をした。

昨晩はナオピーに夜の番を代わってもらい、今朝退院の電話がかかってきた。

合計5日、病院で寝泊まりをした疲れが急に噴き出して、運動をしたときのような体の痛みとだるさを感じながら起床した。


息子が帰ってくる前に、ほとんど後回しにしていた家事のあれれを、できる範囲で少しずつ少しずつ整えた。

気がつけば庭木のハイビスカスがぽんぽんと花を咲かせていた。



8月の頭に人生で初めての「個展」をいうものを開催することが決まってからというもの、

こつこつと手刺繍の作品を作り進めて、撮影なども行ったりした。


入院中も時間を見つけて作品を作り進め、また新たに撮影をするべくカメラマンへの問い合わせなスケジュール調整を行い、

頭の中に浮かぶものを形にしていった。


ナオピーが体調を崩した日には少しパニックを起こして実家の母に来てもらったり、

体調が万全ではないナオピーに日中息子をまかせて、大阪から来ているほぼ初めましての友人に会いに行ったりもした。



そんな非日常がようやく終わりを迎えようとしている。


今日までゆっくりと休んで、明日は保育園に預けたり、仕事へ行ったり。

そんな風にして、また日常へと返っていけることを切に願っている。




思い通りにいかないことも、予想外の出来事も、疲れも苛立ちも、

ぜんぶぜんぶぶっとばしてやる。


くそったれ!!と心の中で叫んでいる。




slow down

今朝は6時半頃起床。

ナオピーも一緒の時間に起きて、息子の朝ごはんように味噌汁を作り出したから

私は登園準備だとか、ランドリーで乾かして置きっぱなしにしていた洗濯物を畳んだりしていた。


いつもなら、息子を保育園に送り出して、帰宅して、刺繍の作業に取り掛かかれているのに

今日は頭がぼんやりして、血の気がひいていて、深い眠気がつきまとっていた。


運転するのもちょっと危なそうだなと思って、朝ごはんをあげるのをお願いしてその間に眠ることにした。

時間は一瞬で過ぎて、もう息子がごはんを食べ終えた音がして、

「起きなきゃな」と布団でぼんやりしていたら、「俺が送るよ」とナオピーが息子を保育園に連れて行ってくれた。


玄関ではなく居間の大きな窓から縁側に出て車に乗り込み、出発していった。

少し開いた網戸が気になって、のっそりと体を起こして網戸を閉めてまた眠った。



眠っている間も、どんどん深みにはまっていくような、その深さにくらくらするような感覚だった。

セイリ2日目のような体の重み。

このまま起きれないんじゃないかな、どこまで眠るんだろう、眠りながらそんなことを思っていたような気がする。



縁側の網戸と窓を開ける音がした。ナオピーが帰ってきた。

時間は12時を過ぎたところだった。

日中こんなに眠ったのは久しぶりだった。



ナオピーは役所へ行く用事があって、またすぐに家を出た。

私はお昼ご飯を食べてから、刺繍をしようと道具を出そうとしたけれど、頭は相変わらずぼんやりとしていて

「これは多分浮かばないな」と思って、刺繍するのをあきらめた。



「何をしようか」鈍る頭で考えた。

とりあえず布団をあげて、ずっと後回しにしていた台所の掃除。それから掃除機の掃除。

それを終えると、ゴキキャップの取り換え。

自分の郵便やら資料やらを入れたボックスの整理整頓。

依頼があったsugarのCDの追加分作製や発送に向けての連絡のやりとりや、手紙書き。


15時。

少しずつ体を動かしていたら、頭も少しすっきりしていた。

コーヒーを入れて、ギターに触れることにした。


16時を過ぎて、お迎えのことを意識しながら、何ができるか何をしようか考えていた。

晩ごはんは昨日の残りがあって、お米も冷凍があったので、それに甘えることにした。

お迎えも今日は遅めに18時過ぎにして、自分の時間をゆっくりと取ることにして、

それまでの間ギターに触れた。



18時頃、家を出てコンビニで手紙を出して、息子を迎えた。

帰宅してすぐに息子のごはんを用意した。

長きに渡っていた肺炎による不調が取れたことや、保育園生活の影響からか、

ご機嫌に、そして自分の意志で順番を決めながら、上手にごはんを食べる息子の姿が嬉しくて

少し、ビデオを撮った。


お風呂に入って、少し遊んで、ナオピーが寝かしつけてくれた。

私はまたコーヒーの用意をしながらブログを綴っている。




6月の始まりはスロウ。

深い眠りと、ちょっとした掃除と整理整頓で、ちょっとしたリセットにできた気分。




5月はどんな月だったろう。


ライブを終えて、ちょっとした余韻に励まされてた。

息子の初めての熱性けいれん、2度目の肺炎で何度も病院に行って、保育園に預けることができない日々にあっぷあっぷしていた。

1日、自分のための日を作って色んなところへ行ってリフレッシュした。


たそかれ珈琲コラボワッペンが完売して、とりこぱんコラボワッペンも残り2個になって、

刺繍作品を買ってくれた人たちや、声をかけてくれる人たちに励まされた。


goronyaaaの愛さんから、見習いの声がかかって、それを受けて、仕事が始まった。それが嬉しかった。


何度も何度もナオピーの懐の深さに助けられていた。




もう今年も折り返しに近づいているんだけど、今まで以上に濃い時間と日々を過ごせている。

大変なことも、嬉しいこともたくさんあって、それらを体いっぱい感じている。



ありがとう。


最後に、気まぐれに撮ったフィルムカメラの写真を。















ではでは。










つまらない大人

昨日の夜に決めていたのは、翌朝息子を保育園に預けたらたそかれ珈琲に行くんだってこと。





今朝は6時すぎに起床。

珍しくナオピーは横で眠っていたので、先に台所へ。

息子の朝ごはんを用意しつつ、歯磨き洗顔。

天気予報は1日晴れマークだったので、洗濯にも着手。

ナオピーも起床。


7時頃、すやすや眠っている息子を起こしてぎょうちゅう検査、検温など。

ナオピーは身支度をして畑に行こうとしていたものの、

私が息子に朝ごはんをあげるのを手こずっていたため、手伝ってくれた。


8時半頃保育園に送って、一旦帰宅。

もう1回洗濯機をまわしている間に、台所をささっと拭き掃除。

洗濯物を干して出発。



12時前頃たそかれ珈琲到着。

早速悠三さんがコラボワッペン身につけていてくれてにやにやしちゃう。

そして初のタルティーヌ注文。

食べた瞬間に「あ、これめっちゃ食べたことある風味がするよ、懐かしい気もする。なんだっけ、知ってるのに出てこない-。」

と思って「ゆず?」とぽつりと言ってみたら、悠三さん「山椒」と返ってきて、

外したことに恥ずかしさを感じさせないくらい「それだ-」ってすっきり感が上回っていた。

めちゃいいアクセントになっていて、おいしいおもしろいでした。


食後の珈琲は、すっきりとした飲み口で、今日は甘みというより苦みとか香ばしさを感じた。

あやちゃんと少し話をしてみたり、外を眺めてみたり、物販棚を物色したり。

1人でのたそかれタイムを満喫しました。


そうそう、先月のライブに来てくれて声をかけてくれたイシダマユカちゃんという子がいます。

沖縄に移住してきたばかりにも関わらず、フリーペーパーを発刊したり、服作り職人のお母さんと一緒に展示会をやったり

まだ10代なのにも関わらずとても行動力があって、

私はフリーペーパーから彼女の情熱を感じていて。


そんな彼女、写真集も発刊していたようで、たそかれ珈琲で販売していました。

手にとって、内容をみて、文字だとか線雰囲気が素敵だったんですよね。

だけど値段を見た私は「ん-この頁数でこの値段かぁ」と一旦元に戻したんです。


今私はどこかに働きに出ているわけではなくて、何かを買ったり外食をすることが後ろめたい部分があって、

生活費を優先しようとして色んなことへの興味をシャットアウトしつつあるんです。


写真集を置いたあと、どこか後ろ髪ひかれる自分がいて。

「あぁ、今高いなって思った自分はものすごくつまらない大人だ」って思った。

マユカちゃんが表現したものを応援したい気持ちや、今後の活動の糧にしてほしいっていう気持ちが後から後から出てきて

やっぱり買うことにした。


この写真集、きっと後からいい味が出てくるような気がしている。

ものづくりに励む私を逆に応援してくれるような、そんな気が。





そして、3月に作らせてもらった『たそかれ珈琲コラボワッペン』完売しました。

初の県外の方からのお問い合わや郵送もありました。

目の前で買ってくれる人もいて、買ったよと見せてくれる人もいて、

もうとても嬉しいです。

そして、作っている時間は本当楽しかったし、たそかれ珈琲はやっぱり色んな人達から愛されてるんだなあって。


ありがとうございました。



お昼過ぎ、たそかれ珈琲を後にして少し那覇の街をお散歩。

このあたりは実家からもそう遠くないので、思い出はちょくちょくあって。


小さいころから母に映画館に連れまわされていたり、

小学生の頃は友達と国際通りにあったざまみに漫画の道具を買いにきたり、

中学の時も何かと遊ぶとなれば映画見たりウィンドウショッピングしたりプリクラ撮りにきたり、

高校の時は安木屋のビルにある塾に通っていたり、

20代の頃は国際通りのすぐ脇道にあるドラッグストアで働いたし、

髪を切りにきたり、飲み歩いたり、


とにかく本当、色々な時間を過ごしていた。


あちらこちらを歩きながら、色んなことを思い出して、当時の気持ちを思い返して、

ふと泣いてしまいそうな不思議な気持ちになった。


過ぎた時間に執着しているわけではないけど、

あの時何とも思っていなかった、もう戻らない時間たちが愛おしく感じて。


私は、あの時の自分を探していて、会いたいとさえ思っていたんじゃないかな。


この散歩している間、ちょっとしたタイムトラベルというか、ショートトリップというか、夢を見ているみたいで

そうして、私は今の私の日々を生きようって力強く思った。



浮島通りを歩きながら、結婚指輪を作ってもらったchuraumi accessoryで指輪の調整依頼をすることに。

小池さんと話していたら、ふと面白い方向に話が展開して。

でもまだ何も決まったわけじゃないので、いつかここに書けることを楽しみにしておくとします。


指輪を預けて、シナモンカフェへ。

ここへ来るのはもう3、4年ぶりかな。

店内の空間、雰囲気が好きで20代の頃はちょいちょいと行っていた。

でもスタッフさんはかわるがわるなので、特に親しくしてる人がいるわけでもなく、

ただ1人でぼんやりお茶をしたり、時々誰かと飲みにきたりしていた。


久しぶりのシナモンカフェはやっぱり素敵な空間だった。

天井がたかくて、打ちっぱなしのコンクリート部分と、ごつごつざらっとした白い壁のコントラストと、

ペイントの剥げかけた木材や、皮の背もたれのカウンターいす、ところどころに飾られたドライフラワー。

何だか時間が止まっているような、穏やかに流れているような感覚になる。

ゆっくりお茶をしつつ、外を眺めた。


印象的だったのはかすみ草だけを束ねてドライにしたもの。

今までかすみ草は、お花屋さんに行けば必ずあって、

それが少しありきたりでつまらなく感じてて、気が付けば今までずっとほとんど手に取ることがなくなっていた。


なのに、シナモンカフェでみたこの時のかすみ草はとても魅力的だった。

ついつい、持っていたフィルムカメラで撮っていた。

しばらく離れてこそ、そう感じたのかもしれない。


シナモンカフェを出て、再度たそかれ珈琲で持ち帰りにラテを頼んで出発。



そのまま本部に帰ると思いきや、今日の私はそうはいかなかった。

目指すは田仲洋服店っ。


最近HPにあげられていたセミオーダーサンプルのシャツの1つがドストライクだったので、試着をしつつ。

田仲さんに仕立て屋さんをする中での話を色々と聞いてみたり。

近頃はこう、手仕事、物づくりをする人の考えだとか思いを知りたい触れたい気持ちがぐっと高まりつつあるので。


そして、以前洗濯テスト用にと洋服に縫わせてもらった手刺繍の現状なんかも聞けて、

自分の刺繍をする時の話なんかも聞いてもらえて。


とても良い気をたくさんもらえました。

田仲さん。ありがとうございます。



お次は茜陶房へ。

「近くに来たら気軽に寄ってね」との声をかけてくれる優しいお姉さまたちの工房で

お茶を菓子をいただきつつ、子育ての話、先月のライブの話なんかをゆっくりと。


そして、あることをお願いしたくて相談をするとすっと目つきが変わって、

色々とサンプルを出してくれたり具体的な話をしてくれるその姿にプロフェッショナルを感じ。

結果、注文を受けてもらえることになりました。


これもゆっくりと進めるので、また後程。




16時半。本部へと高速で向かい、スーパーで買い物をして帰宅。

ナオピーは息子をお迎えして、お風呂に入れて、ごはんをあげているところ。

私は買った物を片付けて、すぐ大人のごはん用にとうもろこしごはんを炊き、もずくとネギのスープ作り。(おかずは昨日の残り)


21時、ナオピーが寝かしつけまでしてくれて、

私は台所の後片付けをしてのブログ。



とてもとても充実した1日となりました。

静と動があって、色んな嬉しいできごとがあって、ものづくりをする人たちに触れて、

帰り道、またこみあげるものがありました。

涙がでそうになったり、鳥肌がたっていたり。



さぁ、明日からまた息子を保育園に預けて刺繍作品製作に励むとします。


どうか息子が保育園に慣れて、楽しんで園生活を送れますように-。



さて、今日はこのへんで。


おやすみなさい。

変てこなリズムで

今日から梅雨入り。

今朝は激しい雨と雷の音を布団で眠って聞いていた。



息子は肺炎と診断され、今週いっぱいは家で安静に過ごすようにとのことだった。

めずらしく元気や笑顔がなかった状態から、ここ数日ようやくそれらを取り戻している。



肺炎で疲れた反動からか、息子が起き出さないので、時間の許す限り布団でそのままいることにした。


私がようやく体を起こした頃には9時になっていて、台所ではナオピーが息子の朝ごはんの支度をしてくれていた。

ナオピーは今日は6時頃に家を出て、畑の作業を雨が降る前に済ませて帰ってきたところだった。


お互いしっかり朝ごはんの調子ではなかったので、グラノーラとヨーグルトを準備したところでようやく息子が起きてきた。

息子の朝ごはんを代わりばんこにあげながらグラノーラを食べた。


ナオピーが家にいる1日はやはり私にとっては特別で、どこか嬉しい。


「今日の予定は?」と聞かれ、「特にない」と答えた。

「どこか行きたいところある?」と聞くと「ううん」と帰ってきた。


午前中からお昼過ぎにかけては私は刺繍を進め、

ナオピーは布団で寝転んで何かしらをしていて、お昼にはスーパーへ買い物にでかけた。



日中に刺繍を進められるのは久しぶりで、心のどこかが穏やかになるのと嬉しいので満たされる反面、

何かに集中すると他のことをするエネルギーがそがれてしまって、その後に家事をしたりすると不機嫌になってしまうことが度々あるので

あとあとから不機嫌にならないように気をつけなくてはと、うっすら思っていた。


こういう風に気を付けようとすっと浮かんだのは、初めてのような気がした。

何度もこういうことを繰り返して、ようやくそういう自分がいることに気がつけたのかな。




12時半頃、昨晩お義母さんからもらったソーキ汁をお昼ごはんにした。

スーパーから帰ってきたナオピーは、今日は息子のために豆腐ハンバーグを作る予定で、そのまま台所に立って作り始めた。


近頃の息子はごはんを選り好みするようになり、私はおかず作りに少し疲れてしまっているので、食べると分かっているものだけあげるようにしている。

ナオピーは前におかずを作ったものの、「べー」と出されてしまったにもかかわらず、「俺は頑張って挑戦する」とやる気になっていて、

「食べなくてもショック受けないでよ‐」と一言かけていた。



ごはんができあがって、息子はナオピーの作った豆腐ハンバーグを見るやいなや両の手で2個3個とつかみ始めた。

それからご機嫌に口いっぱいに頬張って、お米や汁をあげるとすぐにおかずを催促してきた。

こんなに喜んで食べる姿を久しぶりに見て、思わず顔がほころんだ。

「これで1勝1敗だな」とナオピーはにこにことしていた。



15時に豆を挽いて珈琲をいれ、ナオピーがスーパーで買ってきてくれた値引きされた菓子パンを半分こしてお茶の時間に。



息子は少し遊んでからナオピーと眠った。

私はその間に展示に向けての紙ものの作製を進めた。



17時頃ナオピーが起き出して、テレビを見ながら記憶にも残らないような会話をしていた。


雨がまた降りだした。

明日は丸一日ナオピーは中部へとでかけるから、今日これからお義母さんにカーネーションを渡しに行く予定だった。


「18時には行こうね」と話をしていたけど、

きっと降り出した雨と、まだ眠っている息子を見て、お互い「もう少し様子を見るかな」ってことを頭に浮かべて

何にもいわずに過ごすひと時があった。


結局18時半頃出発して、お義母さんにカーネーションといつかみんなで撮った写真を大きくプリントしたものとを渡しに行った。

義の実家で少しばかり息子を遊ばせて、19時過ぎに帰宅。



帰りの車の中で晩ごはんのことを考えていた。

「今日はナオピーがお昼に作り置きしてくれた豆腐ハンバーグだとか、昨日や一昨日作ったものが少しずつあるからそれで済ませたらいいか。

あ、でも昨日買ったミジュンはいつまでだったっけ。

ん‐明日料理して明後日のおかずにしたらいいかな。

でも明日はナオピーいないから、極力台所仕事はしたくないなぁ。

とりあえず、賞味期限みてから決めよう。」



そうして冷蔵庫から取り出してみると、期限は今日だった。

「あ、今日料理しなきゃ。ん‐どんなにしようか。」

こんな時間から料理をするということに若干テンションが下がりつつある自分に気付いた。


お昼に不機嫌にならないように気をつけなきゃなと思ったことを思い出し、

今日1日を良い日だったなって思いたくて、


「大丈夫、ゆっくりとした気持ちで、肩ひじ張らずにぱぱっと作ってしまおう。」

そうやって気を取り直すことにした。


ナオピーが息子にごはんをあげ、お風呂に入れている間、

とにかく静かに、そして自分に負担にならないように作業をした。


ジャガイモを洗い、芽をとり皮をむき、シンクに散らばった皮はすぐ生ごみ入れへ。

一口大に切って、水にさらして、平皿に移してレンジで6分ほど加熱。

大葉を千切りに。

ミジュンは高山さんのレシピ本を見て中骨を取り除き、開きの状態にして塩コショウ。

ジャガイモに塩コショウ・牛乳を加えてマッシュし、大葉を混ぜ合わせる。

開いたミジュンの上にマッシュポテトを平たく盛って、片栗粉を塗して、両面こんがり焼き焼き。

片面焼いている間に使った道具を洗う。



自分の気持ちが乱れないようにしながら、静かに、ゆっくりなんだけどてきぱきと。

そうしていたら、あっという間にミジュンのマッシュポテト焼きができあがっていた。


途中、息子にごはんをあげおえたナオピーが台所にきて、何も言わずに私を見ていたから

「ごめんね、こんな時間から。ミジュン今日までだったから。

お腹減っていたら別のもので晩ごはん食べていてね。」と言った。


「ううん。今日は俺は晩ごはんはいりそうにないから。

ゆっくり作って。」と返ってきた。


ナオピーは本当、いつだってナオピーだなぁと思う。




結局私もあまりお腹が減らずにいて、ソーキ汁の残りだけで晩ごはんにした。



21時過ぎ、眠りそうな息子とナオピーのいる寝室から出て、台所の最終片付けをしてお風呂に入って今に至る。



雨はまた強くなって、遠くから雷が聞こえる。


いつもなら梅雨の始まりは憂鬱で、こんな変てこなリズムの1日にどこか焦りを感じて苛立ってしまいそうなのに

今日は水みたいにやわらかくいられたような感覚があって、良い1日だったなって思っている。

これからもずっと、今日みたいに穏やかな心中でいられたらいいな。


今日もよく頑張りました。

お疲れさま。




また明日。





ここのところ

5月、始まっていますね。

青空が見えたかと思えば、すごく濃い霧がでてきたり、今日は久しぶりに雨。

何だか風があまりなくて、じめっとしたむわっとした暑さが時折顔を出している。



いつの間にか、月の終わりにどんな日々だったかと振り返ることをしなくなって、

終わりと始まりの境目がごくごく曖昧に、ぼやけてにじんで、頭の中はどこか混沌としている。



昨日、息子はまた熱を出した。

解熱剤を2度使用したにも関わらず、熱は下がるどころか39度8分にまであがってしまい

今朝は起きてすぐに歯も磨かずに名護市の救急外来へと向かった。


3月の半ばに咳・痰・鼻水・熱の症状が出てからというもの、

1週間分の薬が終わると再発し、毎週末病院に通うような状況が1ヵ月半続いていた。

先週もらった薬が終わって、GWに突入し、今週はどうかなぁと思っていたところやはり再発。



根本的な原因は分からないのだけど、

今回診てもらった先生に指摘されたのは『家庭での鼻水吸引が重体化を予防する』ということ。

鼻水はウイルスの塊で、乳幼児はうまくだすことができず、肺に垂れ込み、

それが気管支炎や肺炎、高熱を引き起こしてしまう原因になるとのことだった。


今まで家庭で鼻水吸引していますか?と聞かれたことがなかったこと、

前に購入した鼻水を吸い取るスポイトが全然吸引できない代物だったこと、

鼻水の吸い取りすぎはいけないイメージとがあって、

鼻水は出てきたものをふき取るだけになっていた。



一応薬を出してもらい、近くのパン屋さんで朝ごはんを買い、ドラッグストアで新しい鼻水吸引の道具を買って家に帰った。



今までの中で一番しんどいのか、息子は終始ぐずっていて

いつもなら食欲旺盛なのに、今日ばかりは固形のものを嫌がっていたので汁の具をブレンダーでペースト状に。

それでも食べる量は普段の半分くらいの量だった。



予定していたforest marketは悪天候のため中止となり、

ナオピーも畑には行かず家族3人でじっと家で過ごすことにした。



『すいか』のDVDを見て、お昼は冷蔵庫にあるもので適当に済ませて、

午後は息子は割と眠って、その隙にナオピーも眠っていた。

私は何だか眠ることができずに、フィルムカメラを持って家の中を撮ってみたり外を散歩したりして過ごした。

晩ごはんは作る体力気力が残っておらずほっともっとでおかずのみのゴーヤーチャンプルーを2つ買いに行った。



息子が眠って後に、いりこと鰹節とセロリでとった出汁で玉ねぎと人参となすのスープを作った。

今はそれが冷めるのを待っている間のブログ。



何だかんだとありながら、ここ2週間ほど自身の体調がすぐれないままでいる。

口の中や舌に口内炎がたくさん広がったり、鼻水がずっと止まらなかったり、喉が痛かったり。

熱は出してないからまだ何とかなっているものの、ギリギリのところで保たれているような気がしている。


さゆやお酢の飲料を飲んでみたり、フルーツやヨーグルトを食べてみたり、トローチをなめてみたり、葛根湯を飲んでみたりするけれど

体が回復してゆくかんじはまだ得られない。


体調管理ってなかなか難しいのね。


どなたか、体調不良の時のおすすめ改善策があれば、教えてくださいな-。




今、過ごしている日々についてどう思っているのかをふと考えてみてた。

辛いかと自分に聞いたら、「辛い」ではないなって。

大変だな-とは思うんだけど、この実感は後に振り返った時に強く残っていそうだなって思っていて。

そしたらあの時はあんなだったねって言ってる自分が少し見えて、


何だかよくわからないんだけど、

こういう時間も良い思い出に変わっていくなら悪くないのかもって、

そう思っていた。




5月の始まりは何だか嘘みたいに過ぎていく。

ぱたぱたと慌ただしい。



さて、明日はナオピーはライブで昼から出発して、

保育園はお休みで、母息子ともに体調不良の中の2人きりで過ごす1日。

どうやって過ごそうか。




そろそろスープは冷めたやろか。



今日はこれにて。



おやすみなさい。



4月30日(日)、首里のCONTEにて『花束と珈琲』無事開催、終了しました。

イベント3週間前に満席となり、その後も25名の方から問い合わせをいただいたそうです。

本当に、ありがとうございました。


当日の様子は少しですが、インスタグラムの方にあげていますので、ぜひご覧くださいね。

yukari_hibinorecipeで検索するとアカウントが見つかるかと思います。



今は、何から書いたらいいのか分からないまま、ブログの画面に向かっています。

ん-。そうですね。

自主企画ライブは10カ月ぶりでした。

その間、人に会って話をすることはめっきりと減っていて、

どんどんと目が離せなくなる息子と2人きりで過ごすことに限界を感じていて、

思い通りにいかない日々の中で焦りや苛立ちが募り、情緒が不安定になっていました。

余裕がなくて、感謝の気持ちを持てずに息子やナオピーを傷つけるような態度が増えていました。


でもその中でもどうにか自分にできることをと思って、こつこつと準備をしてきて

ライブを終えて今ふと思ったことは


自分が好きでやりたいことをして、それを見てくれた人から「ありがとう」と言われることって本当に素晴らしいことなんじゃないかってことと、

「ありがとう」と言われることで、「ありがとう」と心から思える自分がいて、

人に感謝できる自分がいるっていうことが本当に嬉しかったってこと。


久しぶりに優しい気持ちになりました。



そしてライブの始まりに思っていたことは、今この瞬間を楽しみたいってこと。

今を楽しむって、簡単なようで実は容易ではないように私は思っていて、

だからとにかく、演奏の出来不出来は置いておいて、自分の体調不良や見え隠れする自信の無さは切り離して、

1曲1曲を心を込めて届けたくて、来てくれた人の顔を見ながら歌いたくて、ナオピーと田川さんの出すビートやグルーブに身を委ねたくて。

こんな滅多にできないイベント、味わえなきゃ、噛みしめられなきゃ、もったいないよなぁって。



そしたらライブ中、本当に良い感じに時が流れていった。

ちゃんとお客さんの顔が見えて、ナオピーと田川さんの出す音が聞こえて、それに身を委ねて

ミスはあったけど、もう楽しくて楽しくて。

幸せだった。


ライブが終わって、なるべく来てくれた人に声をかけてイベントを知ったきっかけを聞いたりして、

ありがたいことにCDを買ってくれたり、サインをお願いされたりもしたんだ-。


打ち上げはCONTEのおいしいごはんにお酒まで。

みんなでテーブルを囲みながら団らん。

悠三さんは終始「うま。うま。」とおいしそうにごはんを食べていて、

田川さんもお腹空いてた‐ともりもり食べていたな‐。

スープもお魚もかぼちゃもパプリカも人参もコロッケも、とにかく本当全部ぜ‐んぶおいしくて、

微発泡の白ワインが体中に沁みて沁みて。

まことさんとみほさんの心づくしのおもてなしに、懐の広さ深さを感じてた。


食事も終盤に差し掛かった頃に、みほさんがsugarの音楽活動、そして私自身の音楽について触れてくれた。

私はその時のみほさんの眼差しや、言葉や、雰囲気から熱い気持ちを感じていた。


すごく思い上がったことを言うと、sugarの音楽を良いものと思ってくれていて、その上でもっと頑張ってほしくて、応援をしてくれているように感じていた。


夢を持てずにいて、だけど音楽したい気持ちが止められずに始めた音楽活動。

自信なんてないけど、何でか表現してたいことがあって、ただそれだけで続けてきてた。

自分の音楽には売れる要素なんてないと思っていて

夢や期待を持つのは止めて、これからもただ続けられればいいと思っていた。



みほさんの言葉は、そんな私の心の奥の奥の方にずんずんと入ってきた。

こんなにも真剣に、熱く、私のためにこんなことを言ってくれる人がいるんだなぁと思って、

心がひりひりした。


それは心地よい摩擦。


私は、この摩擦が私の何かに作用しつつあることに気付いている。


予感なのか、確信なのかわからない。





今までが本気じゃなかったわけじゃない。

今一度、自分の音楽を見つめようと思う。



私の音楽を、待っててくれる人はいるのかな。

そしたらどこへでも行きたいよな。





今日はここまででいっぱいいっぱいだ。





余韻の抜けぬ、5月の始まり。




お休みなさい。







4月もそろそろ折り返し。


今日は晩ごはん作りを頑張った。

眠かったのだけど、作ったおかずを冷蔵庫にしまわないといけなくて。

だから今はごはんが冷めるのを待つ間にブログを綴ることにした。




近況。



1日は入園式と説明会を終え、2日はいつものように過ごした。


3日から通園するにあたって、ナオピーと朝の段取りなどを色々と確認しあう。

6時に起床。息子の朝ごはんを用意している間に、自分たちの朝ごはんをさっと済ませる。

7時に息子を起こし、顔拭き・水・おむつ替え・検温・ごはん・連絡帳の記入。

8時15分には家を出るというふうなもの。


3日4日と1時間の慣らし保育から始まって、4日に息子を迎えると咳が再発していて午後からは熱発。

前の晩もずっと咳をして苦しそうに度々起きていて、私は寝不足でふらふらしていたため、ナオピ-が息子を病院に連れて行ってくれた。

私はその間布団で眠る。


息子は気管支炎になっていたらしく、もう少し遅かったら肺炎になっていたようで

飲み薬を4種類と貼り薬1つ処方されていて、保育園は4日間は休むようにとのことだった。

帰ってきた息子は元気なものの息はやっぱり苦しそうで、この日は珍しく晩ごはんを残してすぐに眠った。



薬はとてもよく効いて、翌朝から息子は普段通り元気いっぱいに過ごしていた。

それはそれは元気すぎて、こちらがげっそりしてしまうほど。


週末には実家へ。

たそかれ珈琲でじっとしていない息子を抱っこしたり歩かせたり、あの手この手で何とか珈琲を一杯飲んだ。

帰ろうと車に乗り込む頃にはまるで筋トレをした後かのような感覚が腕に残り、シャツの脇は汗でびっしょりと濡れていた。

その晩、息子が眠ってから久しぶりに近所を少し散歩した。


風が涼しく、月が明るく夜道を照らしていて、もうどこか夏の匂いがしていた。

坂を上って、いつもの場所に着いて、月とまちあかりを眺めながら深呼吸をして手を広げた。

心の中でただいまってつぶやいた。

この場所は、ここの空気は、いつだって「おかえり」と私を大きな何かで包んでくれる気がしていて、

それはこの日も変わらなくて、とても嬉しくて、とても安心できた。



結婚して引っ越しをして過ごしている今のこの家も、もちろん好きなんだけど

幼少期から青春時代から20代と、様々な気持ちを抱えながら過ごしたこの場所は

他とは比べ物にならない、いつまでたってかけがえのないもので、本当特別なのだ。




近頃はどこか、心の中がずっとずっと晴れなくて苦しかった。

子育ての日々から逃げたくて逃げたくてしょうがない自分がいたりした。


ふいに、ぼんやりと頭に浮かべていたのは、この苦しさの底を見て安心するためなのか

「もしお金がなくなっても自己破産をして、生活保護を受けるという手段があって、死ぬことはないんだよな」とか

「どうしても息子を育てるのが苦しくて、息子を苦しめてしまったら、離婚をして働いてナオピーに養育費を送って、息子を育ててもらえばいいのかな」とか

そういうことだった。

そういった道もあると考えることで、追い込まれた気持ちがどこか軽くなるような気がしていた。



私はしょうもない人間だ。

こんな私と結婚したナオピーがかわいそう。こんな私が母親な息子はかわいそう。

ごめんねごめんね。と思うことも何度もあって。



そんなどうしようもないほどの、ずるずると堕ちていく気持ちが

この場所の月とまちあかりと夏の匂いにすっかり救われてしまうような感覚だった。


不思議だった。


ありがとうって、心から思った。


私、きっと大丈夫ねって心の中でつぶやいてみた。










心地よい風の吹く

3月、終わりましたね。

今日の午前中、強く吹く風が爽快で春の陽気と相まってとても心地よかった。

息子と散歩がてら久しぶりに草花を摘んだりしていたらあっという間に1時間が経とうとしていて、

さすがの息子も疲れたのか足に抱きついてきたのでお家へ。



3月、本当色んなことがありました。

嬉しいことも、大変なこともたくさん。


今日は保育園の個人面談を受けてきて、明日はいよいよ入園式。

息子が眠った後、晩ごはんに焼いて残しておいた餃子2個と缶ビールを胃に流し込んでから

通園のための準備で名前を書いたり、ハンドタオルにみみを縫い付けたり、細々としたことを色々済ませて今。


まだ通園が始まっていないので何ともいえないのだけれど、

ようやく、ようやくここまで月日が流れてきたという感じ。



息子が1歳を過ぎて、私が刺繍を始めたことにより、息子と過ごす毎日は憂鬱だったり苦痛だったり。

作業と家事と息子の世話をうまく切り替えられずバランスがとれずにいて、

作業がはかどらない時には焦りから周りに八つ当たりしていて、

息子にきつく怒鳴ったり、手やおでこを強くはたいたり、

考え方も受け取り方もこじれていく一方で。


そんな中で同じ年に出産した友人とゆっくり食事をする機会があって、色々と話をした。

後日、自分にもできる範囲の「我慢しないで済む方法」を取り入れながら過ごして、

ナオピーにも何かある都度話をして。


ある日ふと気づいたのは、「あぁ私、育児ノイローゼ気味なんだな」ということ。

その根っこは以前からあった自己肯定力の低さにあると思うのだけれど。


とりあえずは、そう気づけたことでほんの少しだけ心が軽くなって、そしたら自分の内面を見直す時期なんだなぁと思えた。



近頃は「自分が何を感じたか、どう思ったのか」なんて丁寧に拾い上げること、していなかった。

日ごろから自分の心を見つめたり聞いたり、ケアできるのは自分しかいないからね。

自分が自身の心を見捨てちゃったらさ、幸せになんてなれないよね。


多分ずっとどこかで傷ついていたんだと思う。

ごめんね。



雨のパレードの新しいアルバム『CHANGE YOUR POPS』の『Take my hand』って曲があるんだけど、

そこにはいろんな優しい言葉を、手を差し伸べるみたいにして語り掛けていて

最初は「こんな人いないよ」「こんなの言葉だけだよ」って。あまりにも優しいからきれいごとに感じていて。



でも聞く回数を重ねていって、この間思ったのは

「そうか、こういう対話を自分の頭と心でできることが大切なんだ」ってそういうところに行きついた。

自分自身にこんな優しい言葉をかけられるようになりたいなぁって、そう思った。



みんなそれぞれに色んなことがある。まずはそれぞれが、自分や自分の身の回りのことを大事にするべきだって思う。

変に期待なんてしたくないし、もたれかかりたくないし、裏切られたなんて思いたくないからね。



私はまだ、大切な人を大切にできないでいるなぁ。





今日はこれにて。



4月が始まる。

明日天気になあれ。



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プロフィール
ユカリ
ユカリ
1986年生まれ/AB型/天秤座

2人の姉を持つ末っ子。

20歳からギターを始める。

2010年にsugar(シュガー)を結成し、オリジナル曲を始める。

音楽+αを求めて、様々な空間でのライブを試みる。


【過去ライブ】(自主企画のみ)

2012年6月『mofgmona cafe』(宜野湾)
2013年8月 <八月ノタソカレ> at『たそかれ珈琲』(那覇)

2014年1月 <月ノ音楽会> at『Food&bar 月ノ音』(西原)

   7月<ボトル展 容レル 挿ス 注グ> at『Detailfull』(那覇) with『茜陶房』(浦添)

      12月<めぇみちとsugarのおむすびライブ> at『めぇみち』(宜野湾)

2015年7月<おきらく夜市と夕涼みライブ>with 『とりこパン』『パーラーなつめ』『inno coffee』       and more...(名護)

     8月<田仲洋服店のとある一日 -珈琲と音楽-> at『田仲洋服店』with『たそかれ        珈琲』『あんしぇやプロジェクト』『二人展』(浦添)



好きな作家:吉本ばなな

最近感動した小説:『花のベッドでひるねして』

小さい頃好きで仕方なかった本:『森のへなそうる』

好きなエッセイ:『日々ごはん』

いいなと思って買った料理本:『おかずとご飯の本』(高山なおみ)

『スープとジュースの本』(どいちなつ)

『小麦粉七変化』(冷水希三子)

and more...



好き:ブログ書く見る
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